地震のこと

土曜日。


明るくなってすぐに起床。
周りを見渡すと、とくに倒壊した建物は見当たらない様子。
近くは瓦や塀が崩れたくらいですんだのかな。
携帯には心配した家族や友達から山盛りのメールが。
ひとつひとつ返信しながらラジオで情報収集。
津波でけっこうやばいかんじらしいことはわかった。
とりあえず家に!と覚悟を決めて入ってみる。
食器が全滅、テレビも家電もダメかな…と思いきや、
耐震グッズのおかげか、食器棚無事!テレビもずれたけど落ちてない!
本棚も落ちたけど倒れてない!よかったー!!!(泣)
床に転がったポットをおこして床を拭き、
全滅したCDの棚と割れたケースを見ながら、これだけですんでよかったと胸をなでおろしました。
外では市の広報車が走っていて、小学校に給水車が来るとのこと。
ポリタンク買っておけばよかったかな、と思いつつ。
鍋やらポットやらを抱えて小学校に。
水を求める長蛇の列に加わる。
日ざしはあるけど風が強くて寒い。
周りの人の話によると、国道沿いやバイト先の地区は津波で死亡者がでたという。
並ぶこと5時間お水をもらい、近くのスーパーにまた並んで食料を調達。
パンもカップ麺もなかったので、ラーメンとおやつを買い込む。
キャンプ用のカセットコンロでお湯を沸かしてラーメンを食べた。
あたたかいお茶をいれてほっとひといき。
真っ暗な家で懐中電灯を握りしめる。
トイレが流せないので行きたいけど行きたくない。
ストレスでお腹が痛い。困った。トイレ固まるやつ買っておけばよかった。
この日はすぐ逃げられるように靴を部屋において、
玄関脇にもろもろのグッズを置いて準備。
余震にびびりつつ布団で就寝。